【薬物動態談話会から訃報】功労会員の田中 實 先生がご逝去されました。

薬物動態談話会

会員の皆様へ

 

田中 實 先生、薬物動態談話会 功労会員、元三共(株)分析代謝研究所所長(現第一三共(株)薬物動態研究所)におかれましては、病気加療中のところ2017年9月14日午前8時にご逝去されました。享年83歳

田中先生は元三共(株)において多くの新薬創製の中心的立場としてご活躍されました。中でもプラバスタチンの発明に関しては総理大臣賞を受賞されました。その間、東京大学医学部薬理学教室、ストックホルムのカロリンスカ研究所法医学教室に留学し薬理学について研鑽を積まれました。

日本薬物動態学会では名誉会員として長年にわたり企業の立場から薬物動態研究に大きな貢献をされました。元三共(株)をご退職後は、40年余の創薬企業のご経験に基づいて、創薬支援の立場から医薬品開発支援機構(APDD)監事、創薬パートナーズ代表などを歴任されました。

田中先生は豪放磊落なご性格で企業内でも後輩に慕われ、これまで多くの後進の育成にご尽力されました。ここに深く哀悼の意を表し謹んでご通知申し上げます。

 

千葉大学名誉教授

日本薬物動態学会名誉会員

日本薬物動態談話会特別会員

佐藤 哲男

 

2017.09.15.