「モデリング&シミュレーション 第2回公開セミナー」のお知らせ
前略:
皆様にはお変わりなくお過ごしのことと思います。本日はモデリング&シミュレーションの第2回公開セミナー(無料)の案内をさせて頂きます。
私が東大に居る頃から10年以上続けている“PKPDセミナー”と呼んでいるセミナーがあります。アカデミアから4-5名、企業から約25名程度で、総計30名のものが、月に一度集まり、18:30-22:00に行っているセミナーです。論文情報や、その他データベースなどをもとに情報を集め、数理モデルを基盤にした解析を行い、最終的には論文化を目標とし、企業参加者、アカデミア参加者ともに相互ブラッシュアップを目指したセミナーです。 企業参加者は、薬物動態研究に関わるもの、臨床開発に関わるものがほとんどです。杉山がほぼ全員の参加者に研究課題を出して、数ヶ月に一度、その成果を発表するということを継続して行ってきました。既にこのセミナーから多くの論文が発表されています。動態学会などでも、本セミナーのロゴをつけた発表をご記憶の方もいらっしゃると思います。
これまでは非公開で行ってきましたが、その成果の一部を、年に2回、公開発表しようということになりました。 2013年9月3日に第一回公開セミナーを行いました。
今回、2014年の6月4日(水)に第2回の公開セミナーを実施しますので、ご案内致します。参加は無料ですが、セミナー後の懇親会は山上会館にて行いますが、そちらに是非ともご参加下さり交流して頂ければと思います。懇親会は有料(3000円)となります。
近年、米国FDAが中心となり、生理学的薬物速度論モデル(PBPK model)などの数理モデルによる薬物動態予測を、臨床試験の必要性の判断、投与量の設定に活かそうという動きがあります。PBPK modelは、薬物間相互作用の予測、老齢者、小児、腎障害時、肝障害時、における薬物動態・薬効 などの予測にも適用されようとしています。本領域の進歩とともに研究生活を送ってきた私にとっても、予想をはるかに超える発展です。
本領域の最先端をご理解頂くためにも、どうかご参加下さいますようにお願いします。
先着順、会場のキャパシティまで受け付けたいと思います。
2014年3月7日
杉山 雄一
理化学研究所 イノベーション推進センター
草々
コメントを投稿するにはログインしてください。